研究成果

「あかつき」、再び金星へ2016年5月6日

2010年5月に打ち上げられた金星探査機「あかつき」は、2010年12月の金星周回軌道投入失敗を経て、2015年12月に再び金星に接近し、金星周回軌道に入ることに成功しました。当初入ったのは、遠金点44万キロメートル、公転周期14日の軌道でしたが、遠金点高度を低くし、金星の影に入る時間が長くなることを避けるために軌道変更が行われました。軌道変更オペレーションは成功し、遠金点36万キロメートル、近金点1千~8千キロメートル、公転周期は 10日半の軌道を「あかつき」は周回しています。搭載された機器の状態は良好で、今後「あかつき」は、2年以上にわたって金星のデータを地球に送り届ける予定となっています。

この研究成果は、Nakamura et al. "AKATSUKI returns to Venus"として、惑星科学専門誌 "Earth, Planets and Space" に2016年5月に掲載されました。

「あかつき」が金星周回軌道投入直後(2時間後)に撮影した金星の画像

「あかつき」が金星周回軌道投入直後(2時間後)に撮影した金星の姿。a: 1µmカメラ、b: 紫外イメージャ、c: 中間赤外カメラ。Nakamura, et al. (2016)より引用。