金星と地球と月
2017年12月1日、2回目のあかつきのデータリリースが行われました。クイックルック画像は以下のDARTSのリンクからご覧ください。
この中に、興味深い一枚があります。それは、金星と地球を一枚に捉えたIR2の画像です(北が上です)。IR2は近赤外線で撮影するカメラで、この金星画像では右側に夜の面があり、高温の下層大気から漏れ出す赤外線が雲を浮かび上がらせています。左側は雲で反射された太陽光によって明るく輝いています。さて、地球はどこにあるでしょうか?
地球は、実は以下の場所に映っています。なんと、月も一緒に映っています!
この画像は2016年10月21日に1.735 µmフィルターでIR2により撮像されました。
視野シミュレータFLOWで作成した画像が以下です。少し横方向にズレていること、また地球と月の大きさは誇張して描かれていることにご注意ください。