2μmカメラ、紫外イメージャ UVIとIR2で撮影した金星昼面合成擬似カラー画像(2016/04/25) その2
UVIの283 nm画像と365 nm画像、およびIR2の2.02 µm(2020 nm)画像から作成した金星昼面の合成擬似カラー画像。283 nm → 青、365 nm → 緑、2.02 µm → 赤 として着色し合成している。UVIが観測している283 nmには二酸化硫黄(SO2)、365 nmにはまだ正体がはっきり分かっていない化学物質の吸収帯がある。例えば、この金星画像で青っぽい場所はSO2が比較的少ないと考えられる。一方、IR2が観測している2.02 µmには二酸化炭素(CO2)の吸収帯がある。CO2の分布はほぼ一様と考えられるが、雲頂高度が高いほど吸収量が少ないため、この画像では赤っぽく見える。© PLANET-C Project Team
画像データ
撮像時刻 | 2016-04-25 21:13:40, 21:17:17, 21:08:22 (UTC) |
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機器/フィルタ | UVI, 283 nm, 365 nm, IR2, 2.02 µm |
露出時間 | 0.25 sec, 0.046 sec, 6.97 sec |
高度 | 41,163 km, 40,497 km, 42,133 km |
アーカイブ (DARTS) | 283 nm (JPEG, FITS); 365 nm (JPEG, FITS); 2.02 µm (JPEG, FITS) |
画像撮影時の探査機の位置
太陽系の真上から見た
「あかつき」の軌道
あかつき
金星
太陽
地球
金星